ことばキャンプのレッスンでは「ことば」を沢山使うわけですが、子供たちにとって新しい言葉も当然出てきます。それこそ語彙力を高めるチャンス!子供たちの脳は吸収力が高いですから、レッスンの時間を有効に使って新しい言葉を覚えてもらいたいと思います。
6月のレッスンでは、梅雨や初夏に関連する言葉を多く登場させました。
カエル、アメンボ、アジサイ、ユリ、てるてる坊主、気象情報、長雨、ゲリラ豪雨、ぶどう、さくらんぼ・・・
レッスンを準備する時間は頭を使います。「どんな言葉を子どもたちに問いかけようか…」「季節にまつわる言葉は何がいいだろうか…」とモンモン悩むわけです。
インストラクター歴3年が経ち、最高の情報源(ソース, Source)を見つけました。それは「歳時記」。歳時記は俳句をやる人にとっては常識なのでしょうが、私は「さいじき」という言葉こそどこかで聞いてはいましたが、開いて読んだことはありませんでした。なぜ出会ったかといいますと、俳句を趣味とする知人から薦められたからです。書店で歳時記を手にとって驚きました。「こんな言葉があるんだ」、「この表現はすてきだな」、「この季節にこの言葉なんだな」、という驚きを持って読んでいます。
そう、私自身が、語彙力を高めているところなんです。つまり語彙力を高めるには、興味をもって自ら調べてインプットしていかないといけないんです。日本には四季があり、季節が変わるごとに多様な植物や動物が登場しては消えていきます。風景の移り替わりも見事です。この自然環境がすばらしいし、それに名前をつけた昔の人も今の人も、すばらしいです。
子どもたち、新しい言葉を見つけてね!